サイト作りばかりやってて部屋が散らかっていたので整理をしていたら、クリアフォルダからパサパサと思い出の品が床に散らばってしまった。その中に一枚の返信ハガキが。ハガキの冒頭には「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」公開記念イベントご招待状、とある。確か読売新聞で募集していて、応募してみたら当たったんだ。
前から記事にしようと思っていて、ちょうどいいタイミングで出てきた。それで当時のことを思い出してみた。
時は１９９７年、神戸国際会館ハーバーランドの会場。まずは司会の女の人が出てきて色々と注意ごとを述べていた。修学旅行の引率の先生みたいに見えた。そして遂にエヴァのＢＧＭ（第３使徒襲来のＢＧＭだったっけ？）が流れ出し、キャラクターのコスプレをした三石琴乃と宮村優子が登場。会場からは男たちの図太い声援が飛ぶ。一通り会場が収まってから、「葛城ミサト役の、三石琴乃です！」「アンタバカぁ？！惣流、アスカ、ラングレー役の、宮村優子です」と挨拶した。生で声優さんを見たのは初めてだったので凄く感激してしまった。だって目の前に、そう遠くない距離にホンモノのミサトさんやアスカがいるんだから。
それからトークショーに移ったのだけれど、話していた内容は全然覚えてない。残念。こういうのって録画してラジオとかで放送しないのかな。結構貴重なトークだと思うんだけどなぁ、残ってなくて残念。おふたりはエヴァ劇場版公開イベントで全国を回っているらしく、三石琴乃と宮村優子の時もあれば、他の声優さんとペアを組んでのトークショーの時もあるという。ちなみに隣に座っていた人は４０代前半くらいのおばさんだった。幅広い世代でエヴァは受けてるのかなぁって思った。
トークショーの内容はほとんど覚えてないけれど、照明にはね返ってキラキラ輝いている声優二人のコスプレ姿だけは、今でもしっかりと脳裏に焼き付いている。
今となっては、手元にあるこのハガキ一枚が、あの時トークショーを楽しんだ名残の品となっている。あれから１０年経ち、ハガキも少々酸化してしまった。（2007.08.27）
日本のコミケで生まれたコスプレが、日本のアニメやゲーム文化の波に乗って、今世界中に広まっている。ハリウッド映画の他に世界に共通する文化がアニメやコスプレとなりつつある今、コスプレが世界を一つに繋ぐ日は来るのか？？？
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